We love color
サファイアとルビーは、コランダムという鉱物のカラーバリエーション。これはモース硬度
9 で、ダイヤモンドに次いで 2 番目に硬い鉱物です。
コランダムにはクロム、チタン、鉄の痕跡があり、これが様々な色の原因となっています。
コランダムの色には、ブルー、グリーン、レッド、イエロー、パープル、レッドオレンジ、
またそれらの組み合わせがあります。無色透明なものとカラフルなものはすべてサファイアに分類されます。例外は赤いルビーです。
サファイアやルビーの魅力は、特にファセットカットされるときに発揮されます。そうすと、るえもいわれぬ美しいきらめきが発せられるのです。
サファイアという名前は、ギリシャ語の「sappheiros」に由来するラテン語の「sapphirus」に由来するもの。これは「青い」という意味です。この概念は、ヘブライ語の「sappir」、古代イラン語の「Sani-prijam」、サンスクリット語の「Shani Priya」にも存在します。それは「土星への愛」を意味する、土星に帰属するものなのです。
ルビーという名前は、ラテン語で「赤い」という意味の「rubens」に由来しています。ルビ
ーは 2000 年以上も前から崇拝されてきたようです。
穏やかさ、純粋さ、平和を意味する色が、それを多くの人々に愛される宝石にしています。
最近ではダイアナ妃のエンゲージリング(いまはケイト妃に着用されています)以来、スターとなっているのは――ブルーサファイアです。
最も重要なサファイアの鉱床は、スリランカとインドにあります。アメリカ、オーストラリ
ア、ナイジェリア、マダガスカルにも鉱床があります。
1,404 カラットの「アダムの星」は、発見されたサファイアのうち最大のものです。スリラ
ンカで発見され、その価値は約 9000 万ユーロと推定されています。
「インドの星」は、これまでにカットされたサファイアのうち最大のもので、重さは 563.35
カラット。アメリカ自然史博物館に展示されています。
ブルートーンの中でも、コーンフラワーブルーサファイアと強烈なブルーのカシミアサファイアが、最も高級なものです。
サファイアは 9 月の誕生石です
イエローサファイアは美しく貴重な宝石。ブルーサファイアほどの知名度はありませんが、
その色のおかげで、とても温かみのある印象をそなえています。
イエローサファイアを白色貴金属と組み合わせれば、使い回しのきくモダンなジュエリーのできあがり。黄色貴金属との組み合わせでは、イエローサファイアはまるで太陽のようです。
イエローは光と生命を象徴しています。中国では黄色は調和と知恵の色です。
特筆すべきは、ローズからイエローオレンジまであるパパラドシャサファイアです。その色
は蓮の花の色に似ています。
Available Color
ローズとピンクは女性の色。ポジティブで活力を与えてくれる効果があり、ある体験や感情
を高めてくれます。
私たちのローズサファイアとピンクサファイアの力を借りて、特別に価値ある形でこれらの色をいつでも身に着けることができます。
素晴らしくロマンチックなジュエリーが、ローズゴールドとの組み合わせで誕生します。白
色貴金属と組み合わせれば、よりクールな印象に。
ピンクサファイアとルビーの区別が曖昧なは、色のグラデーションが無数にあるからで
す。
深い赤色をそなえたルビーは、7 月の誕生石であるだけでなく、なかでも愛、情熱、ロマンスの石でもあります。
グリーンエメラルド、ブルーサファイア、ダイヤモンドとともに、ルビーは古典的な四大宝
石のひとつです。
ルビーは、ほぼすべての大陸で発見されています。しかし最も重要な原産国は、ミャンマー、
タイ、スリランカです。スリランカは、最も古くから知られている鉱床の一つです。
1993 年にミャンマーで発見され、現在もカットされていない「モゴックの太陽」と呼ばれるルビーは、1,734 カラットという驚異的な大きさを誇ります。他にも、ロンドンの大英自然史博物館に展示されている 167 カラットサイズの「エドワード・ルビー」や、138.7 カラットの「ロッサー・リーブス・ルビー」、100.3 カラットの「デ・ロング・スタールビー」などが有名です。
純粋なレッドトーンのものの産出が限られているため、ルビーは最も希少な宝石の一つに数えられます。